こんにちは、香川県で風景写真をメインに撮影しているAkioです！
OM SYSTEM(旧オリンパス)から販売されている人気レンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」。
フルサイズ換算で16-50mmの広角域を得意とするズームレンズです。
旅行で便利なだけでなく海や雪国などの自然風景、料理、マクロ撮影など多様な場面で使えます。
本当におすすめなので様々なフォトグラファーに使っていただきたいのですが、いきなり購入するのは不安ですよね。
この記事では、M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROのレビューをAkioの経験をもとに解説していきます。
この記事でわかること
- M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROのメリット＆デメリット
- M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROをおすすめする人
- Akioが撮影したM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROの多数の作例
読み終わるころには迷わずに選べるようになりますよ。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 優れた光学性能 小型軽量で持ち運びやすい 防塵防滴で過酷な自然環境でも安心 フィルターをレンズの前玉に装着できる 最短撮影距離がズーム全域0.23mで寄れる パナソニックのミラーレスカメラにも装着できる | F値は少し暗め 価格が安いとはいえない |
サイト運営者
Akio Miki
香川県生まれ＆在住のフォトグラファー。四国の自然を中心にモノクロやピンホールカメラで都市風景を撮影している。実績:Tokyo International Foto Awards 2019 Gold、第61回 富士フイルムフォトコンテスト 審査員特別賞 他多数
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを2022年2月に購入
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを2022年の2月に購入しました。
Akioは自然風景や昆虫、旅行の撮影を中心にこのレンズを使っています。
この記事を書いた2024年5月現在で気づけば2年以上使ったことに。
マイクロフォーサーズの便利ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」の使用感をAkioの経験をもとにレビューしていきます。
Akio Miki個人的な感想が強くスペックの比較ではないのはご了承ください！
【結論】これ1本で幅広い撮影用途に対応できる
- 優れた光学性能
- 小型軽量で持ち運びやすい
- 防塵防滴で過酷な自然環境でも安心
- フィルターをレンズの前玉に装着できる
- 最短撮影距離がズーム全域0.23mで寄れる
- パナソニックのミラーレスカメラにも装着できる
- F値は少し暗め
- 価格が安いとはいえない
Akioの感想としては、このレンズ1本だけであらゆる撮影に対応できる便利ズームレンズです。
手の平と同じくらいのサイズで小さくて軽め。
それなのにIP53相当の防塵防滴で悪天候でも壊れることなく撮影ができます。
一方で1番明るいF値が4で少し暗めなのと、価格が決して安くないのが難点です。
しかし、このレンズを使うメリットは価格以上です。
これらをふまえてM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを詳しく解説していきます。
＼ M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROの詳細をCHECK！／
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROのスペック
| 商品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO |
| レンズマウント | マイクロフォーサーズ(m4/3) |
| レンズ構成 | 10群16枚 |
| 防滴性能／防塵機構 | あり(IP53) |
| フォーカシング方式 | ハイスピードイメージャAF (MSC) |
| 最短撮影距離 | 0.23m (ズーム全域) |
| 最大撮影倍率 | 0.07倍 (Wide) ／ 0.21倍 (Tele) |
| 絞り羽枚数 | 7枚（円形絞り) |
| 最大口径比 | F4.0 |
| 最小口径比 | F22 |
| フィルターサイズ | ⌀72mm |
| レンズの大きさ | ⌀77×88.5mm |
| レンズの重さ | 411g（レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く） |
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROのレンズ構成とMTFチャートはこちら。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO本体の外観
M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROの外観を紹介。
2年前に購入したものを使い込んでいるので細かい傷にはご了承ください。
レンズキャップとレンズフードを外した状態。
幅がかなりコンパクトになりました。
レンズの側面。
沈胴式を採用しているので撮影時はレンズは伸びます。
折り畳み時のレンズの長さは10cmほど。
撮影時(8mm)は12.5cmに伸びます。
MFクラッチを採用。
手動でフォーカスリングを下に引くとマニュアルフォーカスに切り替わります。
レンズの正面。
レンズの幅は8cmほどです。
レンズの後ろ側です。
電子接点があるので撮影時のデータをEXIFで保存できます。
レンズフードをつけた状態。
レンズをミラーレスカメラに着けた例を2つ紹介します。
1つ目はOM-D E-M5 MarkIIに装着した場合。
2つ目はGH6に装着した場合です。
大きすぎず小さすぎないほどのちょうど良い大きさです。
手で持ってみても使いやすいですよ。
Akio Miki広角ズームレンズの中ではコンパクトで軽いのでお気に入りです！
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M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを使う6つのメリット
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを使うメリットを6つ紹介します。
優れた光学性能
3.1倍の光学ズームレンズながらも、ズーム全域でキレのある写真を撮影できます。
OM SYSTEM独自の
- スーパーEDレンズ
- EDAレンズ
- 大型のDSAレンズ
を含む10群16枚のレンズ構成で色収差やサジタルコマ収差などのさまざまな収差を徹底的に除去。
絞り開放でも画像の中心から周辺まで細部まで正確に写します。
また、「ZEROコーティング」で逆光で撮影する時のゴースト・フレアの発生を大幅に抑制します。
レンズを太陽光に向けてもコントラストの低下はなく色のりは綺麗です。
フルサイズ換算16-50mmの広角ズームレンズなのに、使いやすさと描写力を両立しているのはすごいですね。
Akio Mikiネイチャー系の撮影でも活躍ですね！
小型軽量で持ち運びやすい
レンズｍｐ長さが最短約9cmとかなり小さめ。
重量も411gとペットボトル1本よりも軽いです。
手の平と比較すると以下のような感じです。
手の平と同じくらいのサイズです。
また、レンズをカメラに装着したままでショルダーバッグにもらくらくと入ります。
ズームレンズの中ではかなり小型軽量なので、旅行や登山などの荷物制限が厳しいシーンでも活躍。
撮影時もストレスなく集中できます。
どこにも持ち運べるサイズで扱いやすいですね。
防塵防滴で過酷な自然環境でも安心
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROはIP53相当の防塵防滴。
突然の雨や砂埃が発生する場所でも壊れる心配しないで撮影に集中できます。
レンズにすき間なくシーリングしているので、砂埃や雨の水滴が付着してもレンズ内部に侵入するのを防ぎます。
また、レンズ表面にはフッ素コーティングを採用。
レンズ表面に水や汚れが付いても布で素早くきれいに拭き取れます。
気温が-10℃の豪雪地や40度の熱帯でも問題なく利用できます。
自然風景や外での撮影をメインにしているフォトグラファーには嬉しい機能ですね。
Akio MikiOM-1などの防塵防滴のミラーレスカメラと組み合わせると川辺でも安心して撮影できますよ！
フィルターをレンズの前玉に装着できる
広角レンズはレンズの前玉にでっぱりがあってフィルターワークができないことも。
仮に装着できたとしても、数万円はする専用ホルダーを別途用意する必要があります。
作品の質を高めたいのにフィルターワークを楽しめないのはつらいですよね。
しかし、M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROの前玉にでっぱりはなし。
フィルターを取り付けるねじもあるのでさまざまなフィルターを装着できます。
以下はPLフィルターのXC-PROを装着した時です。
マクロフラッシュのGodox MF12の装着例。
ほかにもレンズ保護フィルターやハーフNDも装着できます。
写真の表現の幅が広がりますね。
最短撮影距離がズーム全域0.23mで寄れる
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROはマクロレンズではありませんが接写撮影も得意です。
被写体からセンサーまでの最短撮影距離は23cm。
小さな被写体を大きく写すことができます。
遠近法が効いたダイナミックな構図になるので、写真に躍動感も生まれることに。
マクロレンズを別途用意する必要がないので便利ですね。
Akio Mikiぼくは旅行や昆虫撮影で頻繁に使っています！
パナソニックのミラーレスカメラにも装着できる
レンズマウントがマイクロフォーサーズ(m4/3)ならではのメリットです。
一般的にはカメラメーカーが異なる一眼カメラとレンズを装着は不可。
仮に現在持っているカメラを買い替えるなら、レンズも買い替える必要があります。
しかし、マイクロフォーサーズはOM SYSTEM(旧:オリンパス)とパナソニックの共同規格。
この2社のカメラならマウントアダプターなしで装着できます。
以下は本体の外観でも紹介したパナソニックのGH6との装着例。
動作も問題なく快適に撮影できます。
さまざまな状況に合わせてレンズとカメラを組み合わせれるので便利ですよ。
Akio Mikiぼくは写真＆動画の両方でGH6と8-25mm F4の組み合わせを使っています！
＼ M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROの詳細をCHECK！／
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを使う2つのデメリット
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを使うデメリットを2つ解説。
F値は少し暗め
紹介しているレンズのF値は4.0。
少し暗く感じるフォトグラファーもいらっしゃるかもしれません。
星空や暗所で撮影することが多いなら最低でもF2.8は欲しいところですよね。
仮に少しでも明るいレンズが必要ならほかの広角レンズをおすすめします。
Akio Miki明るさが必要でない撮影シーンならF4で問題ないですよ！
価格が安いとはいえない
マイクロフォーサーズの中では価格設定はやや高め。
ほかの広角レンズと価格を比較すると以下の通りです。
| M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PRO | 122,490円 |
| M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO | 156,380円 |
| LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 | 82,600円 |
| M.ZUIKO 9-18mm F4.0-5.6 II | 56,370円 |
| LEICA 12mm F1.4 ASPH. | 129,800円 |
一番高いわけではありませんが、新品で10万円を超えてしまいます。
しかし、「PRO」の名前を与えられたプロ仕様と考えると比較的安めです。
フルサイズ機の広角レンズなら20万円を超すのは普通だからです。
機能もしっかりなのにこの価格なのは手が届きやすいともいえますね。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROはこんな人におすすめ！
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROをおすすめする人としない人に分けました。
M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROをおすすめしたいフォトグラファー
- 自然風景や都市を中心に撮影している人
- 旅行や登山などで少しでも荷物を軽くしたい人
- 水辺で濡れても壊れないレンズを使いたい人
- 広角マクロで小物や昆虫をダイナミックに撮りたい人
- PLフィルターやハーフNDなどのフィルターを使いたい人
- パナソニックのm4/3マウントのカメラを持っている人
基本的にはすべてのフォトグラファーにおすすめしたいほど便利で使い勝手の良いレンズです。
あえていうなら、ネイチャー系を中心に撮る人や旅行先で撮影する人にはもってこいです。
小型軽量で荷物の重さに厳しい旅先でも気軽に撮影できます。
また、IP53相当の防塵防滴で-10℃の豪雪地から40℃の熱帯まで幅広いフィールドでも故障の心配なく撮影できます。
最短撮影距離が23cmなので被写体に近寄って大きく写せるのも魅力的。
料理や花、昆虫などの小さなものも風景を背景に写しながらダイナミックな構図で面白い写真を撮れます。
価格は新品で10万円を超えるものの、レンズスペックを考えると妥当な値段といえます。
フィールドワークが多いフォトグラファーにはおすすめのレンズの1つですよ。
＼ M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROの詳細をCHECK！／
M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROをおすすめできないフォトグラファー
- 少しでも明るいF値が欲しい人
- 出費を抑えたい人
- 望遠端のレンズが欲しい人
良いレンズなので、おすすめできない人を考えるのが難しかったです。
あえていうなら星空や暗所で撮影するならF2.8の明るいレンズを選ぶ方が無難です。
同じOM SYSTEMのM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROをおすすめします。
マイクロフォーサーズで望遠端に強いレンズは以下の記事をご参考ください。
AkioがM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROで撮影した写真の作例
サイト運営者のAkioがM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROで実際に撮影した写真を作例として公開します。
一人旅で行った台北(台湾)
3泊4日で台北へ一人旅行ったときの写真です。
春の女木島(香川県)
鬼ヶ島で有名な女木島の写真。
紅葉が綺麗な石鎚スカイライン(愛媛県)
秋のドライブスポットで人気の石鎚スカイラインで撮影した写真です。
そのほかの写真(昆虫、旅先など)
＼ M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PROの詳細をCHECK！／
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROを購入するおすすめサイト
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROは高額でお店選びにも気をつけたいもの。
買った後に「こんなはずじゃなかった…」となりたくないですよね。
そこで、Akioがよく使っているカメラ専門店や家電量販店を3つ紹介。
購入するときの参考にぜひ使ってください！
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レンズを登山やネイチャーフォトで使う場合は物損サポートがあった方が安心です。
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Akio Mikiぼくは特にマップカメラをよく使っています！
まとめ | このレンズ1本で撮影を十分楽しめる！
以上、M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROをAkioが2年間使ってみた感想とレビューでした。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROはあらゆる撮影シーンで対応できる
- IP53相当の防塵防滴で頑丈なつくりだから過酷な自然環境でも使える
- 広角マクロで被写体を大きく写せる
- 旅行や登山などのアウトドア系で活躍するからぜひ使ってほしい
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROは間違いなく汎用性が高い便利ズームレンズ。
広角寄りの機能で風景を広く写したり、小さな被写体を大きく写すことが得意です。
自分が撮りたい物をしっかりと考えたうえで後悔がないよう選びましょう。
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| メリット | デメリット |
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このサイトには他にもカメラの役立つ情報やAkioが実際に撮影した香川県の観光スポットを紹介しています。
気になる記事がありましたらぜひご参考ください。
それでは、良い写真ライフを！